2018.01.12 Friday
とんぼ返り
何かっていうと父親と取っ組み合い…最初はけんかじゃないんだけど…をしていた。
じゃれ合っていた…といってもおかしくはないんだけど、そのうち両方とも熱くなって 最後は父親に投げ飛ばされて…
ひどいときは椅子を叩きつけられて終わり。 狭い家の中でそんなことをしていた。
一か月に一回は言い過ぎかな?でも結構な頻度だった気がする。
最後の取っ組み合いを明確に覚えている。高校二年だったかな?
いつもの通り四つに組んだんだけど、右から投げを打ったら父親がぐらっと揺らいだ。
なんだか切なく?悲しく?なってそこで力を緩めてどちらからともなく分かれた…。
父親もショックだったと思う。 それからかな?両親には優しくしなきゃと思うようになった。
1月4日の朝、連絡を受けてから…とんぼ返りで戻った。
足が確保できなくて高松空港まで車で行ったけど、まだ信じられなかった。
1月2日に会って一緒にケーキを作って食べた…なぜか作り方を見せるように作っていた。
前日には姉にも同じことをしたらしい。それが最後。
そんな訳はないんだけど、自分の父親だけは別だと思っていた。 いつまでもいるものだと思っていた。
電車の中だったけど涙が止まらなかった。 急いて帰らなきゃと思っているけど、実家に着くのが怖かった。
告別式にはびっくりするくらいの人が来た…挨拶は自分がしなきゃ…と思った。
お世話になった方々に自分がお礼をするのがせめてもの恩返しと思った。 そんなんじゃ到底足りないけど。
ありがとうございました。 もうただただ感謝しかない。何もできないのが悔しいし悲しい。